無敵キャンディー

NEWSに星をまき散らします

あやめに関するあれこれ、そして叶わないはずの夢を見せてくれたみんなへ

お題「私のNEVERLAND」

いつもブログを拝見している綴さんのお題をお借りして、私のNEVERLANDをここに残します。

 

 

 

まずは、NEVERLAND本当にお疲れさまでした!!

細部まで拘ったセット、心の底から全力で湧き上がってくるNEWSの力強い歌声、めちゃくちゃに楽しいセトリ、徹底されて作りこまれた世界観……何もかも最高でした。そこは一歩足を踏み入れたら夢を見せてくれるような魔法の世界。おとぎ話の主人公にしてもらったようで、本当に幸せでした。

 

アイドルはファンなしでは成り立たない存在だと思うけれど、こんなにもお互いを支えあって、だいすきになれるのは他にいないんじゃないかって思いました。会場の一体感は経験したことないほどのもので、誰もがNEWSに届け…… 届け!!!と心から歌が湧き上がってくるような強い想いのぶつかり合いがそこにはありました。NEWSとファンは運命共同体と言ってもいい、そのくらい素敵な繋がりを感じました。うまく言葉にはできないし、何度言っても足りないけど、本当にNEWSが大好き。NEWSを好きになった自分を褒めたいです。最高だよ。こんなに大好きって言ったことも、全力で名前を叫んだこともなかったよ。想いがほんの僅かでも伝わっていたらいいな。こんなに感謝しているんだよ。ありがとう!!!!

 

数あるアイドル、アーティストの中でNEWSを好きになったのは間違いじゃなかった。本当に本当によかった。こんなにも幸せな気持ちでいっぱいにしてくれてありがとう。ずっと、永遠、という言葉はあまり信じていないけれど、それでもNEWSをずっとずっと好きでいたい。NEWSがいる世界が、ずっと幸せでいてほしい。NEWSにずっとついて行きたい、一緒に歩んでいきたい。

 

 

こんなにも大好きで素敵なひとたちが私たちのために最高の夢を見せてくれたこと、きっと忘れない。こんなにも幸せにしてもらって、大好きじゃないはずがない。ありがとう。本当にありがとう。ありきたりな言葉をいくつ並べたって伝えきれないけど、本当にありがとう。

 

 

 

色々話したいことは山積みなのですが、備忘録として加藤さんのソロ演出、あやめについて思ったこと、そして私のことを書いておきます。

 

 

※)ここからは完全に個人的な解釈なので、こういう捉え方もあるんだなあ、くらいの軽い気持ちで見て頂ければと思います。

 

 

 ☆☆☆

加藤さんのあやめ、初めて見た時号泣した。膝から崩れ落ちるという経験をした。

加藤さんによって表現された世界観が心を侵食してきて、完全に飲み込まれた。強く感動して、自分でもどうしてこんなに涙が溢れてくるのかわからなかった。

 

加藤さんに何者かが(恐らく、あやめの歌詞に出てくる「僕」が)乗り移って、その姿はどこか神がかっていたし、会場は空間が捻じ曲がって別の世界になったようだった。加藤さんの心に描かれた美しい理想が表現された世界、表現したい思考を具現化した世界……その中心にいたのは、煌々とした照明を浴びてステージの上に立っていた他の誰でもない「加藤シゲアキ」という主人公だった。あの瞬間、あなたは世界の中心にいた。虹を歩いた加藤さんの目には何が映っていたのだろうか。確かにあの瞬間、会場にいた全員が加藤シゲアキの思考と心に支配されていた。

 

 

 

初めて演出を見たときから、私の頭には1枚の絵が浮かんでいた。

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多くの方が1度は目にしたことがあるだろう、フランス革命の絵画「民衆を導く自由の女神」である。私以外にも思った方はいるはず。(というかいらっしゃった)

 

 

ひらひらとはだけた中性的とも言える衣を纏った姿、裸足でよろめきながら歩んで虹の橋を渡る姿、そして最後は力強く旗を手にして1回転させ、その周りを囲むようにしているジュニアを導いているかのように見える姿。神秘的で、世俗を超越しているかのような姿は、まさしくこの民衆を導く女神と重なった。

 

 

世界史選択をしなかった理系(日本史選択)なのでフランス革命に関しては少ない知識しか持ち合わせていないが、この視点から「あやめ」を紐解いてみる。フランス革命に関しては付け焼刃の知識も多いので、間違っているかもしれない。(文系の方または世界史選択の方にご指摘してほしいです)

 

 

 

フランス革命が起きた時代背景を簡単に記すと、平民は当時、王が絶対の存在である支配の下で生活することを強いられており、王妃から侮蔑されていた。そんな背景から起こったフランス革命は、簡単に言うと「全ての人間の自由・博愛・平等」を求め、(3つに分けられた階級の中で最も身分が低い)平民が起こしたものである。

革命とは、時代に虐げられたことで燻った不満を火種とし、民衆が時代に対峙することであると私は解釈している。燃え上がった革命の炎は引火し、激しくなり、強い影響力を持つようになる。小さく弱い届くはずのない声が、時には時代という壁を動かしてしまうほどの力も伴う。

 

 

その背景は「あやめ」につながるように感じる。

「世界にいるどの人間にも、自分の裁量で勝手に境界を設けてはならない」「違うものが混ざり合うことはできないかもしれない、でも、愛をもって互いを認め合うことができたら、この世界は『僕』の理想論に近づく」「自分あるいは世間に定着している通説的な『一般』と異なるというだけで無条件に疎外してはならない」というメッセージがあやめから感じられるが、これはフランス革命を勃発させるに至った、平民の心にあった火種(あくまで想像でしかないが)に共通しているように思う。「あなた」の声が消ええてしまわないように、痛みが忘れられてしまわないように、光の地図が示す理想の世界を求める「僕」。そこまで「あなた」を思い世界を求めるのは、他でもない愛ゆえだろう。

 

時代=世間と捉えると、現代にも誰かを縛ってしまう偏見や不自由さは確実に存在している。どこかで冷ややかな目線を送られたり、ふと気づくと見えない境界線を引かれていたりすることは、やはりある。その無意識の圧力がかかっている「誰か」の声にならない叫びを、加藤さんの感受性が汲み取って掬いあげて、作品として表現してくれた。

 

 

さらに、自由を求めて革命を起こした平民。それは、抵抗することができない何らかの力によって抑圧されている『あなた』を救おうと、理想の世界を求め、闘って生きていく『僕』に通ずる。

 

立場的に弱い者(平民・僕)が、自らの意志と力で理想を獲得しようとする構図は、革命時にあるような不屈の強い力を感じさせる。だからこそ、あやめという曲は聴いた者に寄り添う優しさのみならず、寄りかかってもしっかりと支えてくれるような芯の強さがあるのだろう。その優しい強さが、聴いた者の心に訴えかけて感受性を揺さぶってくるのだろう。

 

 

加藤さんが時計の針となってセンステから立ち上がる様子は時が動き出したことを意味し、夜明けのように 、まさに目覚めの鐘の音がなるように、黎明期のように、何かの始まりを告げているように思う。

 

 

 

ああ 貴方の歌声を

雨が流してしまっても

 

花道に向かって立ち上がる加藤さんだが、真っすぐは立ち上がれない。何かに撃たれているかのようによろめいている。「あなた」の歌声を流す雨に打たれているのだろうか。革命の火種が雨によって鎮火されてしまうように、静かな声は雨の音にかき消されてしまうのか。

 

 

今だけはキスしてよ

 

ここの手の使い方は、綺麗以外の言葉で表せないほど綺麗だった。顔を向き合わせる(または誰かに向かせられた)ような仕草に、真っすぐにお互いを見つめあおうとする「私」と「あなた」の心を感じる。

 

 

んなもん要らねぇ 飛んでやらぁ

ふわりと飛ぶ加藤さんの動きには、ピンクとグレーのコンテンポラリーダンスを連想せずにはいられなかった。でも、加藤さんは飛んで、落ちなかった。あやめは散るのではなく、咲くのである。

 

 

そして、加藤さんが勢いよくリフターを走って登ってくる姿は力強さ、神々しさ、悠々しさを感じさせる。(心の中では絶対に落ちないで無事でいてほしいと思っていたが、それは杞憂で、加藤さんが自分の表現したいものを表現するにはあの演出でなくてはならなかった。全身全霊をかけて、あやめに臨んでいた)この強さは、絵画が醸し出す強さに共通している。

 

 

never  give  up   beautiful  world

makin' good thing  better

 

世界は心の奥底にある

だから僕は生きていく

 

虹を歩いてく

 

 

リフターは七色の光を受け、花道に架かる虹となる。加藤さんは虹を渡り、旗を振りかざし、このあやめの世界の幕を閉じる。(そうやって、加藤さんは自分のソロでは必ずと言っていいほど出口をはっきりさせている気がする。それも、強い世界観に引き込むための1つの仕掛けなのだと思う。)しかし、加藤さんはこれからも理想を掲げ、この世界にいる「誰か」に言葉を届けてくれることだろう。きっと、「あなた」は一人じゃない。いつか光がさして、「あなた」の心にも愛の象徴であるあやめが咲くだろう。その時まで、僕はあなたのために美しい世界を諦めない。決して諦めてはならない。あやめという曲は、聴いた1人1人へ、ほかの誰でもない「あなた」へ贈る愛の歌なのかもしれない。

 

あやめには「愛」というフレーズは一回も出てこない。しかし、愛を投影した抽象には確かに愛が溢れているし、率直に伝えなくても寄り添い触れることで伝わる形のない愛が、あやめにはある。「あなた」に対する愛は、ただ漢字一文字で表せるほど単純なものではない。「あなた」を愛するゆえに、少しでも苦しくないように自由を求めて「僕」は抵抗している。弱い「あなた」の力になろうと、自分で歩を進めようとしている。空から落ちる蜘蛛の糸、という救済も必要としないのか、それともそんな救済は役に立たないと思っているのか。例えば、政府や貴族が同情で垂らした糸なんて、本当の意味で救いにならないということか。

 

もしそうならば、「僕」は理想の実現のために孤独な闘いをする強さがあると同時に、加藤さんの周りにふっと抱きしめてくれるような人がいてくれるのか、と思ってしまった。加藤さんの世界はもっと加藤さんに優しくあってほしい。蜘蛛の糸が落ちてきたときに、この糸は切れない、と信頼してつかむことができるようなひとがいてくれたらいいし、加藤さん自身も自分をもっと愛して、優しくいてもいいんじゃない?と思ってしまう。

 

 

また、これは完全に考え過ぎだとは思うが、フランスの三色旗(国旗)=革命の旗 とされたのだけれど、青と赤って合わさると紫だな…いや、やっぱりこれは考え過ぎ…(旗を使うという演出に関しては、この絵画にインスパイアされた可能性はありますが)

 

実際にライブで使っていた旗は虹色で、ビビットな色使いのフランス国旗とは違い、薄く色づいて少し脆そうな生地の旗だった。

 

「僕」にはやっぱり世界を変えるほど大きな「革命」を起こす力はない。でも、「あなた」の痛みを少しでも和らげられるように、「心の奥底にある世界」を実現するために、ほんの僅かでも世界を変えられる可能性は信じ続けたい。革命の女神にはなれないかもしれないが、「僕」は希望へと続く虹の橋を歩いていく。「僕」はあやめが咲き誇るような、多様な色をした美しい愛が存在する世界を実現するために生きていく。フランス国旗のようにはっきりした色使いでなかったのも、はっきりと境界線をを設けないボーダーレスな世界を表現しているのだろうか。

大学の先生が「愛や好意は100%ストレート、100%同性愛とわけられないかもしれない。どんな愛の形だってあるし、私だって女の人が素敵だなってドキッとすることはある」と言っていたが、あやめが伝えたい世界に通ずるものがあると思う。

 

いつも心に花束を、たこ焼きを(突然のエイト)とまでは言わないが、いつも心に1輪のあやめを、小さな思いやりを持っていれば、私も気づかなかった周りの声に耳を傾けられるかもしれない。「誰かの救いになれたら、」そうクラウドで言ってくれた優しさは、きっとあやめを聴いた人の心に美しい世界を見せてくれただろう。心をふっと軽くしてくれただろう。まだ加藤さんが思うような世界が実現していないとしても、たった一筋差し込んだ言葉という光だけでも天啓のようで、少なくとも私は勇気を貰った。

 

 

加藤さんの心の中に、こうした優しく美しい世界が存在していると分かって私は本当に嬉しかった。加藤さんがそういうことを思って、目を反らさずに向き合ってくれようとしていることが誇らしかった。そんな人を好きになれて良かった。星の数ほどいる人の中で、あなたを見つけられたことは奇跡だ。私はやっぱり間違っていなかった。あやめに出会えてよかった。クラウドで「理想論かもしれない」と言っていたけれど、誰かにふっとかけられた言葉で心が楽になるときだってある。こんなに優しく、強く心に言葉を届けてくれたら、たとえ理想だとしても凄く救われる。

 

 

あやめが終わって照明が消えたとき、訳も分からず泣いていた私の心は、あやめで、加藤さんでいっぱいだった。ぐちゃぐちゃな感情をどこにやったらいいのかわからなくて、ただ涙として出てきた。止まらなかった。次の曲が始まって、聴きたいはずなのに心は落ち着くことを選ばず、あやめの余韻に浸っていた。どこからこんなに涙があるのか、今泣いている感情は何なのかわからなかった。加藤さんが近くて、でも遠くて、嬉しいのか寂しいのか、心のままに涙した。あやめに出てくる「あなた」は私だった。私のためにあるような歌だった。もちろん、聴いた人一人一人が「あなた」なのだ。エピソード記憶が弱い私でも、あの時のことはきっと忘れないだろう。あやめを聴く度、あの瞬間を思い出す。たった数分。刹那的な時間だったのに、こんなに心を揺さぶることができる加藤さんは本当に凄い。こんな陳腐な言葉しか出てこないが、加藤さんが表現者でいてくれてよかった。でも、こんなに色々考えてしまって、苦しくならないのかということだけは心配させてほしい。加藤さんの真っすぐな目が、心が、自分を追い詰めてしまわないかな、と思ってしまう。「やりたいことがたくさんある」と言った加藤さんだから、杞憂だと言われてしまうかもしれないね。

 

 

言葉には力があると思っていて、加藤さんはそれを1つの武器にして、自分の仕事にしている人、文章の世界に生きる人だ。だからこそ、あやめを通じて染み込んでくる言葉には心が乗せられているし、人間らしさや温かみが伝わってくる。少なくとも、言葉を大切にしている加藤さんが聴く人の心を思って、寄り添いながら丁寧に表現してくれたってことが何よりも大きな事じゃない??本当に素敵な人だと、何度も何度も思う。

 

あくまで「アイドル」という立場のひとが、「誰かを救いたい」という理由で曲を作った。それはアイドルらしくないけど、それができるのはアイドル以外の何でもない。大きな影響力を持つ「アイドル」の本業を通して言葉を伝えるという、表現者として最高のパフォーマンスだった。加藤さんがアイドルだったからこそこのあやめは生まれることができた。加藤さんがサラリーマンでも、小説家でも、監督でも、アイドル以外では決して見ることができなかった。加藤さんがアイドルでいてくれて本当に良かったと心から思う。アイドルを選んで、続けてくれた加藤さんに感謝したい。加藤さんは、アイドルじゃないけど最高にアイドルだよ。表現したいものを全てぶつけた、と言った加藤さんは、やっぱりアイドルだよ。これからもアイドルとして加藤さんが描く偶像を見ていたい。アイドルを全うしてくれるからこそ、私はファンとして加藤さんの表現するものを色々な形で見ることができるし、どれだけ大好きでいても許される。それはファンとアイドルという関係に存在する特権だ。こんなにも全霊をかけて、身も心も削って作り上げたものを見ることができて好きじゃないはずがない。どうしたって加藤さんが好きだ。私もあやめの「あなた」であり、「僕」という加藤さんに救われた一人だ。どんな言葉でも伝えきれないくらい感謝しているし、大好きだ。愛の象徴であるあやめの花束を、愛しい加藤さんに贈りたい。

 

 

そして追記。あやめのMCについて。

私は実際に見た訳では無いのですが、ただこれだけは言っておきたいと思いました。

 

加藤さんがどれほどあやめに想いをかけていたのか 、クラウドやラジオから痛いほどに伝わる。ここまで考えて、苦しくならないのかなと思うほどに。1曲のために4時間近くかけてクラウドを書いたこと、「誰かを救いたい」と言ったこと、表現したいもの全てで勝負してくれたこと、強い想いで私たちに発信してくれたことは絶対に忘れていない。だから、加藤さんには安心してほしい。大丈夫、十分すぎるくらいに伝わってるし、たくさんの人が魅了されて、心の拠り所となったことは変わらない。MCがいいとか悪いとか、色々な意見があるかもしれないけれど、あやめの美しさは変わらない。ただ、TVで編集されたようにその部分だけ切り取られて、そして、誰よりもあやめが好きでNEWSの味方であるはずのファンがあーだこーだ言って、ゴタゴタするのだけは嫌。その声が何らかの形で加藤さんに届いてしまったら、それこそまた加藤さんに余計なことを考えさせてしまうだろう。だって、30分という短い時間にも関わらず、ラジオのメールに誠実に答えてしまうような誠実なあなただから。声に敏感で、その感受性で書ききれないほど言葉が溢れてしまうあなただから。加藤さんに心配の種を考えさせてしまう時間があったら、映画鑑賞とか、釣りとか、執筆とか、そういった加藤さん自身のために回したい。あやめは間違いなく素敵で大好きだから、加藤さんは堂々と自分の作品を信じていてほしい。ステージの上で加藤さんがスポットを浴びて、誰よりも輝いていた姿をあなた自身は見ていないから伝えるけれど、本当に素敵だったんだよ。会場を統治していたのは、他でもない加藤さんだったよ。そこにいるみんなが加藤さんの虜だったよ。あなたが伝えたかったものは、きっと心に届いた。

加藤さんは間違いなく最高のパフォーマンスをしたし、メンバーもきっと悔しくなってしまうほどの世界だった。たった一人、加藤シゲアキという土台を持った人間しか成しえない作品だった。あなた以外に、あのあやめはできない。再現しても、それはあやめであって、あやめではない。あなたが思って、あなたが表現したかったものを、あなたの思考と身体で演じたものだけが、加藤さんのあやめだから。それも皆きっとわかってる。加藤さんがどれだけ本気で挑んだのか、どれだけ悩んで作ったのか、私だってほんの僅かしかわからないけれど、少なくともあやめが最高に良かったのだけはわかるから。加藤さんが今後表現したいものがあるとき、もし枷となってしまうのだけは嫌だな、と思う。私は、これからも加藤さんが表現したいものを自由に表現してほしい。表現する上で、何かが障害となってしまって、制限されるようなことは誰も望んでいない。私は、加藤さんがやりたいものを全部見たい。加藤さんが感じたものを受けとりたい。

 

 

 

 

 

 ……以上が、あやめを見て思った感想です。大学のレポートみたいになってしまった……もう少しエアリーに書くと「加藤さんかっこいい!!!大好き!!!!天才!!!」しか言えなくて、(この3文の)コピペだらけになってしまうのでやめました(酷い)。あやめの考案・原作者である加藤さんの頭を脳内メーカーで覗いてみたいです。読めない漢字とか出てきそう。漢字辞書必携。

 

加藤さんの思考を心に響く形で表現してくれたことがありがたいです。ライブ中はこんな考察は全くできませんが、書き起こしてみたら色々思うことがありました。頭で理解するより先に、「考えるな!!!感じろ!!!!」の松岡(TOKIOではなくテニスの方)精神で心が反応できたのでよかったです。

 

とりあえず言いたいのは、加藤さんが作り上げたあやめの世界を見ることが出来て嬉しいということ、こんなに深読みをさせるほど、曲と演出を緻密に構成してしまう加藤さんは凄い!!才能+追求心で蓄積された素晴らしい土壌の塊!!ということ、あなたは最高!!!!!!ということです。

 

 

 

そして、少し話は変わり、NEVERLANDは私が普段では叶わないはずの夢を見せてくれたのです。

 

私は幼い時から人見知りだった。言葉を発せば空気が冷たくなる気がしたし、嫌われたり傷つけたりするのが怖くて喋れなくなることも多かった。だから、本を読んだり、家族と過ごす時間が必然的に長かった。一人でいる時間が比較的長いので、勉強も頑張った。いや、それしかなかったのかもしれない。それが私を私らしくさせていたし、「いい子」でいることが出来た。そんな自分を偉いと思っていたのかもしれない反面、そんな自分に嫌気がさしていた。押し殺していただけで心の中ではいつも思っていたことがある。幼い頃の心はまだ残っているのに、うまく発散していなかったように思う。

 

私だって画像アプリを使ってはしゃぎたい。きゃーきゃーと馬鹿みたいなことしたい。可愛いコスメや服が似合う子になりたい。恋愛をしてみたい。

 

女の子を満喫して楽しそうな周りが羨ましかった。難しいことなんて考えずに、素直に楽しいことをしたかった。来世はキラキラした女の子になりたいと本気で思っている。

 

 

でも、NEWSはこんな私でもおとぎ話の少女のようになれる魔法を、私の心にかけてくれた。

 

 

いつもは絶対に着ない白色のワンピース。ちょっとでも可愛くなりたくて、髪型も服装も考えた。早く起きて、今からどんな物語が待っているのか胸を膨らませた。いつもより気張っていて恥ずかしいような、嬉しいような気持ち。可愛くなることが少し自分に自信をくれた。友達にも「あの日はキラキラしてたね」と言われて、とても嬉しかった。(東京公演ではギリギリまで授業で、その格好で学校に行った)私だって女の子になれる。権利を持っているけれど恥ずかしくてできない自分の心の鍵を開けてくれた。それは、魔法だ。魔法は物語やマンガの世界にしか存在しないけれど、やっぱり魔法としか言えない。お伽話の主人公になりたい私の願いを叶えてくれたのは、私の大好きな人たち、NEWSだった。魔法もかけて、王子様のようにエスコートして、お姫様のようにステップを踏んで、NEVERLANDという夢の世界を見せてくれた。

 

 

 

それだけではない。人見知りの私が初対面の人に自分から会いに行こうとした。ワクワクした気持ちの波に心を委ねて、緊張しながらも楽しさが勝っていた。上手く話せなかったけれど、勇気をくれた。

 

 

ライブでは全力で声を出した。何も考えず目の前に見えるもの聞こえるものを心から楽しんだ。メンバーが前を通った時、できるだけの声で想いを伝えようとした。誰かの名前をあんなに大きな声で叫ぶことなんてほとんど無いけど、ちょっとでも想いが伝われればいいなと思って名前を呼んだ。たくさん泣いて、たくさん笑って、思いっきり心のままに感情を投げ出した。子どものころ時間を忘れて遊んでいたときのように、ただ夢中だった。時間が過ぎてしまうのが速すぎて、この時がずっと続けばいいと思った。シンデレラにかかった24時までの魔法が解けてしまうように、私の魔法が解けてしまうのが寂しかった。

 

でも、NEWSはこれからも私たちと一緒に歩んでくれる。NEVERLANDは「永遠に続く」から、私の魔法だってNEWSを好きでいる限り続くのかもしれない。NEWSに会う時に少しでも可愛くいられるように、そして純粋に無邪気に楽しむ心を忘れないように、かけてくれた魔法を大切にしたい。女の子としてやってみたいことを叶えてくれて、ありがとう。普段の生活ではやっぱりまだ背伸びすることがちょっぴり恥ずかしいけれど、来年はもっと可愛くなれるように頑張ってみたい。

 

 

 

 

 ☆☆☆

書きたいことを詰め込んだら、冗長でとても雑多な文になってしまいました。

 

ここでNEVERLANDは一区切りとなるのですが、嬉しいことに「出口はない」と、しかもオーラスでは「永遠に続く」と言ってもらったということなので、NEWSを愛でる時は子どものように素直に、真っ直ぐに、全力で楽しみながら、ただ「大好き」を叫んでいこうと思います。

 

 

NEWS、そして夢の世界を作ってくれた全ての人にありがとう!!!!最高の夢が見られました!!!お疲れさまでした!!!!!

 

NEWS最高!!!!!!!これからも応援させてください。よろしくね。